屋外で冬越しする場合
本来、多肉植物は外で栽培するほうが適しています。温暖な気候の地域なら、よく日の当たる場所で管理するのがおすすめ。
日中に一ケタ台の気温のような冷涼な地域は、外に置ける温室などで育てたほうがよいでしょう。
温室やビニールハウスが用意できない場合は、簡易的な方法として発泡スチロールの箱に入れて育てるのもおすすめです。不織布をかけて管理をすれば、日光も完全には遮られず、多肉植物の生長を止めることもありません。
また鉢のまわりにプチプチや古くなったフリースなどを巻いておくのも保温効果があります。
蓋を閉めると、空気の流れが悪くなり多湿になってしまいます。株が弱る原因になるので注意が必要です。
室内管理と同様に、1日の温度差があまりないようにすること、多湿に気をつけるようにしましょう。
難しい「冬の水やり」のコツは?
冬越し中の多肉植物にも水が必要な場合があります。生長型によって異なるのでみていきましょう。
春秋型・夏型
春秋型と夏型の多肉植物は、春や秋、夏に生育期を迎える生育型です。
冬に向かって気温が低下していくと、休眠期に入ります。株は休んでいる時期ですから水が不要となる時期です。
水を必要としない時期に水をやると根腐れの原因になるので、水やりの回数は減らしていきます。
休眠期の12月~2月は、ほとんどあげなくてもよいくらいで、月に1回程度、土の表面だけではなく、中も乾いている状態で水をあげるようにして下さい。
できれば晴れが続く、暖かい日の午前中に水やりをするようにします。お水はできれば常温で、たっぷりと与えましょう。水やり後は風通しのよい場所で管理します。
休眠期は乾燥気味に管理をしましょう。特に冬は霜にあたってしまうと根腐れの原因になります。土が水分を含んだ状態だと、土中の水分が凍って、根にダメージを与える場合があります。
よく冷える日は注意しましょう。