値段が高くなると、省燃費性能が向上したり、乗り心地が良くなる、静粛性が高くなるなどといったプラスの面で効果が出てくるのです。

かといって、走行性能が高いスポーツカーなどに低燃費タイヤを装着するのはあまり好ましくないことです。こういった車にはスポーツ性能を高めたタイヤを装着するなどしたほうがいいので、すべての車に低燃費タイヤをおすすめするというわけではありません。

エコモードを切る

一部の車に限定されますが、アクセルを踏んでも余計なパワーを出さずに燃費走行ができるようなモードを備えた車もあります。ただし、車の使い方や乗り方によっては逆効果となり、かえって燃費が悪くなってしまうという場合もあります。

これは私の経験談ですが、同じ条件下でエコモードONとOFFで試した結果、OFFのほうが燃費が1キロ向上したということがありました。すべての人、車にあてはまるものではありませんが、一度試してみてはいかがでしょうか。

おわりに

レギュラーガソリン価格が都市部では160円台、地方では170円を超えているところもあります。

ガソリンに対する二重課税を何とかしてほしいものですが、すぐには実現しそうもありません。自分ができることで少しでも燃費が向上するよう努力して、家計のひっ迫を防いでいきたいものです。

宇野 源一