イチゴの植え付け方法

イチゴは春植えと秋植えができます。今の時期だと秋植えになり、9月中旬から12月初旬頃までが植え付け適期です。収穫予定は5月上旬から6月上旬になります。

イチゴは17度から20度が生育適温のため、涼しい気候を好みます。そのため、初心者の方は秋植えがおすすめです。

植え付けるときは、葉の付け根にある「クラウン」を埋めてしまわないように注意しましょう。クラウンは葉の生長点です。浅植えが基本で、根は土からはみ出さないように植え付けましょう。

イチゴにはランナーとよばれる「ほふく枝」があります。このランナーは成長するにつれて株元から伸びていき、株を増やします。苗はもともと、このランナーでつながっていたものを、ひと株ごとに切り分けたものです。

ランナーが伸びた先にできたイチゴ苗(Marco de Benedictis/Shutterstock.com)

植えるときはランナーの向きに注意します。イチゴの実はランナーとは反対の方向(親株側)にできるので、丸形の鉢などに苗を植えるときは、ランナーが内向きになるように植えます。

このように植えると、イチゴの実はランナーの向きとは反対側にできるので、鉢の外側に垂れるように実をつけることができます。土に接触しないので、腐敗や病気から守ることができますよ。

日光の当たり具合によっても、植える向きを考えておきましょう。

その他の注意点

イチゴは冬越しをするので寒さ対策が必要になります。お住まいの気候に応じて対策が必要ですが、一番カンタンなのは、株元にバークチップなどを敷くことです。2月下旬におこなうと、土の温度が上がって生育を促します。

肥料は2月下旬と3月下旬から4月上旬に化成肥料を施します。

まとめにかえて

一時期に比べると、出回るイチゴ苗の数も減ってきていますが、場所によっては苗がまだ手に入る時期です。苗が手に入る人はぜひ、イチゴ栽培に挑戦してみてください。

本文では初心者向きの一季なりをオススメしましたが、四季なりだと季節を問わず収穫できるメリットもあります。好みに応じて選ぶとよいでしょう。来春、おいしい実が収穫できるといいですね。

LIMO編集部