日本で利用している人が多いキャッシュレス決済手段は?
一口にキャッシュレス決済と言っても、さまざまな手段があります。基本的には前払いの「電子マネー」、即時払いの「デビットカード」や「QRコード決済」、後払いの「クレジットカード」です(支払い方法は各社異なります)。
クレジットカードは保有している人も多いでしょう。一方でQRコード決済は「難しそう」「やりにくそう」「手間がかかりそう」というイメージが先行し、避けてしまいがちです。
実は、QRコード決済の根幹であるQRコードを開発したのは日本企業デンソーの一事業部(現デンソーウェーブ)。日本で開発された技術なら、試してみたいと思われる方もいるのではないでしょうか。
日本では実際にどのキャッシュレス決済を利用している人が多いのか、2018~2020年までの比率をみてみましょう。
日本のキャッシュレス決済比率の内訳:2018年・2019年・2020年
- クレジット:21.9%・24.0%・25.8%
- デビット:0.44%・0.56%・0.75%
- 電子マネー:1.8%・1.9%・2.1%
- QRコード:0.05%・0.31%・1.1%
合計:24.1%・26.8%・29.7%
他とは違い、QRコード決済は2018年から統計を取り始めていますが、2019年にはデビットカードを超えています。2019年から2020年の増加を見ると、クレジットの+1.8ポイントの次がQRコードの+0.79ポイント。今後もQRコード決済が伸びると考えられるでしょう。