Q. インデックスファンドの落とし穴とは?
一言でいうと、いっぱいありすぎて選びにくいってことですかね。どの運用会社も同じようなベンチマーク(株価指数など)で同じようなインデックスファンドをたくさん作っていますので、消費者である個人投資家からすれば何を基準に選んでよいのかわかりにくいです。
ただ、インデックスファンドの最大の落とし穴は、運用にかかわる信託報酬が安いので少しではあるが、「確実に」ベンチマークに負け続けるということです。ここは実はあまり触れられていないことです。
たとえば、毎年信託報酬が0.2%(20ベーシスポイント)でも、10年経てば、ベンチマークに対して単純に掛け算しても2%も負けることになりますし、実際は複利で計算するので、もっと負けているということになります。
もっとも、つみたて投資となると、20年、30年と運用するわけですから、ベンチマークに対しての負け幅はもっと広がります。
個人的には、短期的には信託報酬が安いといっても、「長期でベンチマークに対して確実に数%負け続けること」に手数料を払うというのは完全には腑に落ちないです。まあ、イライラしないための手数料とも言えますがね。
こういうと、「アクティブファンドで負けるときは1年で2%くらいベンチマークに負ける時もあるだろ」という指摘もあります。確かにそうです。
ただ、「ベンチマークに長期で勝つ可能性のあるオプション料」ととらえれば、そこまでイライラする必要もないかと思います。重要なのは自分が払っている手数料は何に支払っているのかという理解が必要です。
個人的には、インデックスファンドも、アクティブファンドも使いようだと思っています。実際に両方投資をしています。
著者
私たちは、保険会社・大手銀行・証券会社など金融機関での勤務経験を有したメンバーで構成する、株式会社モニクルリサーチ運営の『LIMO(リーモ)〜くらしとお金の経済メディア〜』のマネー編集部です。
三井住友信託銀行株式会社出身の和田直子・株式会社三菱UFJ銀行出身の中本智恵・SMBC日興証券株式会社出身の安達さやか・日本生命保険相互会社出身の村岸理美などを中心としたメンバーで構成。それぞれが大手金融機関にて主にリテール・法人・富裕層向けの資産にまつわるアドバイス業務を経験。主に国内外株式の仲介、国内外の債券、投資信託、生命保険の販売業務に従事し、トップセールスで多数の表彰歴を持つ人や、研修講師として年間100回超の登壇経験を持つ元研修講師なども在籍。
専門性の高いテーマで年間8000本以上の企画・執筆・編集・監修の実績があり、特に以下の分野を中心に、厚生労働省・金融庁・総務省などの官公庁の一次情報をベースに記事を企画・執筆・編集している。
【主な執筆分野】
公的年金制度(厚生年金保険・国民年金)、社会保障制度、相続・贈与・退職金、NISA・iDeCoなどの税制優遇制度、資産運用・資産形成・保険など
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