Q. インデックスファンドの落とし穴とは?
一言でいうと、いっぱいありすぎて選びにくいってことですかね。どの運用会社も同じようなベンチマーク(株価指数など)で同じようなインデックスファンドをたくさん作っていますので、消費者である個人投資家からすれば何を基準に選んでよいのかわかりにくいです。
ただ、インデックスファンドの最大の落とし穴は、運用にかかわる信託報酬が安いので少しではあるが、「確実に」ベンチマークに負け続けるということです。ここは実はあまり触れられていないことです。
たとえば、毎年信託報酬が0.2%(20ベーシスポイント)でも、10年経てば、ベンチマークに対して単純に掛け算しても2%も負けることになりますし、実際は複利で計算するので、もっと負けているということになります。
もっとも、つみたて投資となると、20年、30年と運用するわけですから、ベンチマークに対しての負け幅はもっと広がります。
個人的には、短期的には信託報酬が安いといっても、「長期でベンチマークに対して確実に数%負け続けること」に手数料を払うというのは完全には腑に落ちないです。まあ、イライラしないための手数料とも言えますがね。
こういうと、「アクティブファンドで負けるときは1年で2%くらいベンチマークに負ける時もあるだろ」という指摘もあります。確かにそうです。
ただ、「ベンチマークに長期で勝つ可能性のあるオプション料」ととらえれば、そこまでイライラする必要もないかと思います。重要なのは自分が払っている手数料は何に支払っているのかという理解が必要です。
個人的には、インデックスファンドも、アクティブファンドも使いようだと思っています。実際に両方投資をしています。