夏の管理

シクラメンの夏越しは、葉を残して生育させる「非休眠法」と呼ばれる方法が簡単です。この方法の場合、葉を多く残しておく必要がありますので、花後はできるだけ葉を枯らさないように管理をしましょう。

底面吸水鉢で育てている場合、受け皿の水がなくならないように適宜水を施します。普通の鉢の場合は、土の表面が乾いたらたっぷりあげるようにしましょう。このようにして夏の間も管理します。

肥料は2週間に1度程度に減らし、最低気温が10度を下回るようになってきたら、外には出さず室内で管理をするようにしましょう。

植え替えの適期は9月の前半です。植え替えをすると株が元気になるので、根鉢を崩さず、ひと回り大きい鉢に植え替えましょう。

まとめにかえて

シクラメンを育てる上で大事なのが、生育環境の温度変化です。5度以上、20度以下の温度を保てるように意識するだけで、シクラメンの調子も違ってきます。

夏越しがうまくいけば再びキレイな花を咲かせてくれます。ぜひチャレンジしてみてください。

大城 望