シクラメンの水やり

シクラメンの水やりの基本は、下葉をかき分けて株元の土のみに水をあげることです。球根には水がかからないようにします。水がかかると球根が傷んでしまう場合があります。

またシクラメンの根は細く、水をやりすぎると根腐れを起こしてしまいます。この点も注意するポイントです。

水やりのサインは、葉全体を手で軽く押してみて、弾力が弱くハリがなくなった状態です。

近年では底面吸水鉢に植えられたシクラメンもよく見かけます。底面吸水鉢は受け皿に水を入れると、中のスポンジやひもを伝って適量の水が土に吸い上げられる仕組みです。

成長期の冬のシクラメンは水を多く必要とするので、底面吸水鉢の場合は受け皿の水を切らさないように注意しましょう。

底面吸水鉢でない場合、観賞シーズン中のシクラメンは成長期なので、土が乾いたらたっぷり水やりをするようにします。球根部分に水を当てず、土の部分に水をあげるようにしましょう。

シクラメンの肥料

化成肥料を使う場合、2ヶ月に1度の頻度で土の上に施しましょう。液体肥料の場合は、薄めたものを週に1度くらいで与えます。

底面吸水鉢の場合は、受け皿に薄めた液体肥料をいれます。普通の鉢の場合は、土の上から水やりの要領で薄めた液体肥料を与えてください。

シクラメンの花後

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シクラメンは適切に管理をすれば4~5月頃まで花が楽しめます。

シクラメンの花が終わってそのままにしておくと、タネが出来てしまい株の体力を奪ってしまいます。また、カビが発生する可能性もあるため、花がら摘みと枯れ葉取りはこまめに行いましょう。

花がら摘みの方法は、終わった花の花茎をつまみ、軽くひねるようにして花がらを引き抜きます。素手で作業をして大丈夫。枯れ葉の取り除き方も同様です。

春になりシクラメンが新しいつぼみを付けなくなったら、花が終わったサインです。その時咲いている全ての花が終わったら、来年の開花のための準備を始めましょう。