毎月の平均拠出額は1万5725円

では、実際の加入者が毎月拠出している掛金の額はどのくらいなのでしょうか。

「iDeCo(確定拠出型年金)の制度の概況」によると、加入者全体の毎月の掛金額の平均は1万5725円。加入者種別では、第1号加入者が2万7529円、第2号加入者が1万4196円、第3号加入者が1万4952円という結果になっています(図表2参照)。

図表2:iDeCoの加入資格別の平均掛金額(月額)

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出所:「iDeCo(確定拠出型年金)の制度の概況」(国民年金基金連合会)をもとに筆者作成

加入者種別で掛金額の分布を見てみると、5000円~1万4000円の割合が第1号加入者44.6%、第2号加入者63.4%、第3号加入者48.1%と、約半数~6割ほどになっています。その一方、どの加入者種別においても上限額近辺の割合が高く、掛金の上限額で拠出している人が一定数いることがうかがえます(図表3参照)。

図表3:iDeCoの加入資格別 掛金の分布(月額)

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出所:「iDeCo(確定拠出型年金)の制度の概況」(国民年金基金連合会)をもとに筆者作成

おわりに

iDeCo加入者の大半は、サラリーマンや公務員などの第2号加入者。1階部分の国民年金に2階部分の厚生年金、さらに3階部分のiDeCoも上乗せすることで、将来の年金をしっかり準備しているようです。元々の公的年金がそれほど多くない自営業者や、サラリーマンや公務員の配偶者のiDeCo加入率が低いのとは、対照的な結果だといえます。

本稿では、iDeCoの特徴やメリット等をご紹介できませんでしたが、iDeCoの税制メリットは使わないともったいない特徴です。国民年金連合会が運営しているiDeCo公式サイトでは、iDeCoの内容が分かりやすく説明されています。まずはiDeCo公式サイトを見て、iDeCoの商品性を知るところから始めてみてもいいのではないでしょうか。

参考資料

中野 令子