「保育士・介護職員・看護師」雇用形態別の雇用者数は?
財務省の調査をもとに「保育士・介護職員・看護師」の正規と非正規の職員・従業員の人数を比べます。
【男女別】雇⽤形態別の雇⽤者数
男性:正規の職員・従業員/正規の職員・従業員以外
- 保育士:1万3660人/1880人
- 介護分野職員:28万1200人/6万320人
- 看護師(准看護師含む):8万2980人/2850人
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女性:正規の職員・従業員/正規の職員・従業員以外
- 保育士:29万6330人/22万4890人
- 介護分野職員:59万340人/60万1920人
- 看護師(准看護師含む):90万5740人/29万4670人
男女で人数を比べると、圧倒的に女性が多いのが分かります。男性で最も多いのが介護分野の職員ですね。
女性で看護師は非正規の方が他に比べると比較的少ないですが、介護分野職員では正規よりも非正規の方が多い結果となっています。
このような雇用形態の違いも賃金の低さに関係しているでしょう。
適正な賃金水準となるよう、今後も動向を見守ろう
保育士や介護職員などの職業では女性が多く、また非正規雇用の方が多いことも分かりました。こういった面が賃金の低さにもつながっているのでしょう。
保育士や介護職員、看護師の方には、ほとんどの人がお世話になるもの。今回およそ9000円の賃上げとなりましたが、適正な賃金水準となることを期待したいです。
参考資料
宮野 茉莉子