ビオラ・パンジーの管理
水やりのタイミング
ビオラとパンジーの水やりは、土が乾いたらたっぷりとあげましょう。底から水が出てくるくらいが目安です。くれぐれも加湿には注意をします。
秋冬に咲く花の水やりで注意する点は霜柱です。寒い地域の場合、土に水が多い状態で夜を迎えると、土中の水分が凍って霜柱ができる可能性があります。
霜柱ができると根が痛みます。できれば水やりは午前中など、早めにおこなっておきましょう。
ビオラ・パンジーの追肥
秋から春にかけて花を咲かせ続けるビオラとパンジーに肥料は必須。健康に育て花を長く咲かせるためには、定期的に追肥をして下さい。
肥料には固形と液体がありますが、秋冬には早く効果の出る液体肥料を定期的に与えるのが効果的でおすすめです。肥料の容器に書かれた用量用法を守り、適切な施肥をしましょう。
ビオラとパンジーは肥料を多く必要としますが、あげすぎは厳禁。枯らす原因にもなってしまうので注意して下さい。
花がら摘み
ビオラとパンジーは冬になると花が止まることがありますが、基本的には春まで花は咲きます。より多くの花を長く咲かせるために枯れた花(花がら)は早めに摘んでおきましょう。
花がらをそのままにしておくと、株は種をつけることにエネルギーを使ってしまうため、新しい花が咲かなくなってしまいます。
これを避けるために花がら摘みをおこないます。株も強くなりますし、花の上がり方、開花期間も断然違ってきます。
咲き終わりのビオラとパンジーは花びらが縁からくるくると丸まってきます。花首も直に垂れ下がってきます。
このようになってきたら、枯れてきた合図です。花首だけを切るのではなく、茎の根本から取りましょう。ハサミでカットしても、株を押さえ手で引き抜くようにして取っても大丈夫です。
まとめにかえて
ビオラとパンジーは花や緑の少ない冬のガーデンを彩ってくれる貴重な存在でもあります。適切な管理で春まで長く花を咲かせれば、ガーデンライフもさらに楽しくなること間違いなしです。
切り花として小瓶に生けても可愛いので、ぜひ試してみてください。
大城 望