こんな人はiDeCoを始めないほうがいいかも?
税金の面でお得なiDeCoですが、実はiDeCoをはじめない方がいい人もいます。
どういう人がiDeCoにむいていないのか、3つのパターン別にみていきましょう。
預貯金が少ない人
前項でもお話ししたとおり、iDeCoの掛け金は急な出費があっても引き出すことはできません。
「Cash is King」という言葉がありますが、価格変動に左右されず一番使いやすいのが現金・預金です。
会社員なら生活費の3~6ヶ月分、自営業者なら生活費の6ヶ月~1年分の預金が貯まってから資産運用をはじめることをおすすめします。
途中で運用益を受け取って使いたい人
資産運用をしていると、途中で大きく運用益がでるタイミングもあります。
そのときに、利益確定のため現金化させておいたり、利益を使って旅行にいく・車を買うなど娯楽のために使ったりすることはiDeCoでは原則できません。
こどもの教育資金なども同じく、iDeCoで積み立てるお金とは別で準備する必要があります。
支払う税金がない人
iDeCoをはじめたい理由が「節税になるから」という方も多いでしょう。
iDeCoは所得税と住民税を軽減する効果がありますが、節税=支払う税金があってはじめて生まれるメリットだと言えます。
たとえば、住宅ローンの減税を受けていて、実質支払う税金がない人はiDeCoの節税メリットを受けられません。
どのくらいの節税ができるか知りたいという方は、iDeCoの公式サイトでシュミレーションしてみると良いですね。