日本では「サーティワン」の名前で馴染みが深い「バスキン・ロビンス」はアメリカ生まれの世界最大級のアイスクリームパーラーチェーンです。「31種類のアイスクリームがあるため、1カ月毎日違うアイスが楽しめる」という意味を込め日本では「サーティワン」の愛称で親しまれています。

11月に入り、今年も残りわずかとなってきました。そんな年の瀬の最大イベントであるクリスマス。サーティワンでは、2021年11月1日(月)より、「HAPPY ICE CREAM CHRISTMAS(ハッピーアイスクリームクリスマス)」キャンペーンがスタート。今年のクリスマスも、たくさんのフレーバーから選んで楽しいパレットケーキや、子供やファミリーにおすすめのキャラクターケーキなど充実のラインナップが登場し、早速注目が集まっているようです。

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日本で「サーティワン」として親しまれているB-Rサーティワンアイスクリーム株式会社は、バスキン・ロビンスと不二家の合弁会社です。31種類のアイスを提供していると思われがちですが、実際は32種類もしくは28種類のアイスクリームを置く店舗が多いのが特徴です。1200種類ものアイスクリームが作られており、その中から選ばれたスタンダードフレーバー、シーズンフレーバー、フレーバー オブ マンスが店頭に並んでいるそうです。

B-R サーティワン アイスクリーム株式会社が2021年10月22日に発表した「2021年12月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)」によると、当第3四半期累計期間の売上高は142億2400万円(前年同期比107.3%)、売上原価はコストコントロールの寄与もあったことで61億8000万円(同102.3%)となり、その結果として売上総利益は80億4300万円(同111.6%)となりました。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を受ける形となった今期は、外食産業の多くが休業や営業時間の短縮をおこなうなど店内飲食が減少する状態が続きました。その一方、テイクアウトやデリバリーの需要が増えたことにサーティワンも柔軟に対応。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大によるライフスタイルの激変を、逆にビジネス変革の機会と捉えビジネスモデルの再構築をおこないました。

また、2021年4月にWEB上で実施した「フレーバー総選挙」は、50万票を超える票が集まり話題に。5月9日「アイスクリームの日」に人気ベスト100位を結果発表し、メディアでも注目が集まりました。そして、市場環境の変化に対応すべく新規商業施設への出店強化を継続した結果、当四半期末に比べ19店舗増加し、期末店舗数は1222店舗となりました。