今年もあと2カ月となりました。住宅ローン控除がある方は、ちょっとしたボーナスが入るようで楽しみという方も多い時期。同時に、年末締めのふるさと納税が注目され、駆け込みを検討されている方も多い時期です。
住宅ローン控除がある方は「結構税金が戻ってきているから、ふるさと納税をしてもこれ以上の節税はできないんじゃないか?」と考える方がいるのも事実。
そこで本日は、住宅ローン控除とふるさと納税の併用についてお話をしたいと思います。
住宅ローン控除(減税)をもう一度確認!
まず、住宅ローン控除のポイントをおさらいします。
- 毎年の住宅ローン残高の1%を10年間、所得税から控除
- 所得税で控除しきれない分は住民税からも一部控除
- 住宅ローンの借入れを行う個人単位で申請
- 令和元年10月の消費税率引上げにあわせて控除期間を13年間に拡充
という事で、平成26年4月以降に居住開始された方は各年の限度額を40万円とし、「年末のローン残高×1%」の所得税控除を10年間受けることができます。
例えば年末のローン残高が5000万円の場合、住宅ローン控除の限度額は5000万円×1%=50万円ですが、限度額は40万円なので、その年の住宅ローン控除額は40万円です。