美しい切り花は私たちの目を楽しませてくれます。最近はサブスクでお花を届けてくれるサービスも登場。手軽に生花を手に入れることができる時代になりました。

生花はいずれ枯れてしまうものですが、その美しさをとっておけるのがドライフラワーです。鮮やかな発色はテクニックが必要ですが、くすんだ色合いでもおしゃれに見えるのが嬉しいところ。

本日は、人気のアジサイのドライフラワーについて紹介します。

アジサイの特徴

  • アジサイ科アジサイ属
  • 落葉低木
  • 原産:日本(ガクアジサイ)
  • 参考価格:開花シーズンだと3000~5000円前後(大きさにもよる)

アジサイの苗が多く出回る時期は3~4月。おもに母の日のプレゼントとして多くの品種が出回ります。今の時期は、残念ながらアジサイが手に入りにくい時期です。

今の時期のアジサイは枯れ枝に近い姿のものが多いでしょう。梅雨の時期こそ、葉が生い茂り大きな特徴的な花(本当はガクが集まったもの)が咲きますが、今の時期は葉も枯れて落葉した枝もあらわになっています。

一見するとアジサイとはわかりにくい姿ですが、この時期は来年大きな花を咲かせるための大切な時期です。

いくら待っても芽吹かなかったりすると枯れてしまったと思いがちですが、ばっさり切ってしまうと花芽も摘んでしまう可能性大です。来年になれば緑色の葉が芽吹いてきますので、くれぐれも剪定には注意しましょう。

アジサイは地植えだけでなく、鉢植えでも栽培が可能。庭に植えてある立派なアジサイをよく見かけますが、鉢植えだとコンパクトに育てることができます。鉢植えでもそれなりの大きさに育つと見栄えがしてオシャレです。

アジサイは様々な色の品種がありますが、土の酸度によって花の色が変わります。一般的に酸性ならブルー、アルカリ性なら赤~ピンク系になりやすいとされています。もともと白色なら変化はしません。

オススメのひとつは白色の大きな花が咲く品種です。アナベルなどが該当します。初夏に咲くとなんとも言えない清々しさとかわいらしい姿で私たち魅了してくれることでしょう。

white hydrangea in full blooming(shepherdsatellite/Shutterstock.com)