最近の車は特に、と言ってもいいですが、ハイブリットシステムやアイドリングストップ性能の向上で頻繁にエンジンの始動と停止を繰り返します。

簡単に言うとエンジンにかかる負荷が大きくなっているので、そのエンジン内部を循環しているエンジンオイルの劣化スピードを早めてしまう可能性が高いということです。

国産車の場合、オイル交換は1年もしくは1万キロとメーカーが推奨していますが、この半分の半年または5000キロで交換をすると、燃費の悪化を防ぐだけでなくエンジンの故障も防げるでしょう。

また、燃費が向上したことの弊害として、タイヤの空気圧チェックの頻度が低下しているということもあります。

タイヤの空気圧チェックは、ガソリンスタンドで給油のついでに行ってもらうというイメージがあります。そのガソリンスタンドに行く回数が減り、さらにセルフ式を利用すると、「ついでに」ということが減ってしまいます。

そのため、自分自身で空気圧チェックをすることが必要になりますが、実際はあまりしていないという方も多いのではないでしょうか。

少なくとも1ヶ月に1回はタイヤの空気圧チェックをすると、燃費の低下だけでなく車の乗り心地の悪化も防ぐことができるので、忘れずにチェックを心がけましょう。

おわりに

ガソリン価格の上昇はまだ続きそうな勢いです。しかし、価格の変化は、いち消費者にはどうすることもできません。車の燃費が悪くなる特徴などを把握することで、少しでも家計に影響が出ないようにしていきたいものです。

宇野 源一