「お金に働いてもらう発想」も
今回は、投資信託や株式など「有価証券」の保有状況を、年齢・年収ゾーンごとに区切って見ていきました。
住宅資金・教育資金・老後資金、を「人生の三大資金」と呼びます。働く現役世代にとっては、住宅ローンや子どもの学費といった目前の出費に目が行きがち。老後の暮らしやお金と言われてもピンとこないかもしれません。
人生100年時代はすぐそこに来ています。老後に向けた資産形成を考えたとき、預貯金をしっかり準備しておくことはもちろん、「お金に働いてもらう」ことで、資産の寿命を延ばす工夫が求められる時代が来ているといえそうです。
資産運用や投資は、「一部のお金持ち」がすることというイメージを持たれている方もいらっしゃるかもしれません。みなさんはいかがでしょう。
実は、冒頭でも触れたiDeCoやつみたてNISAは、少額からの積立投資を後押しする制度です。運用益が非課税になるなど、税金面でのメリットもあります。
預貯金と異なり、投資には元本保証が原則ありません。リスクやメリットを理解したうえで、ご自身に合う金融商品や運用スタイルを探していかれるとよいでしょう。まずは情報収集から始めてみませんか?