離婚後の母親の就業状況は?
「お金もないし、働けないかもしれないから離婚を諦めるしかないかも…」と思われる方もいるかも知れません。実際に厚生労働省の「平成28年度全国ひとり親世帯等調査結果報告」より、離婚後の母親の就業状況を見てみましょう。
ひとり親の母親の就業状況と、ひとり親になる前に仕事に就いていなかった母親の離婚後の就業状態をみていきます。
ひとり親の母親の就業状況
- 正規の職員・従業員: 44.2 %
- パート・アルバイト等: 43.8 %
- 派遣社員:4.6%
- 自営業:3.4%など
ひとり親の母親の就業状況は、正規の職員や従業員とパート・アルバイトが同程度です。
離婚前に働いていなかった母親の就業状況はどうでしょうか。
ひとり親世帯になる前に不就業だった母親の調査時点における就業状況
就業者:68.2%
- パート・アルバイ ト等:49.4 %
- 正規の職員・従業員:40.9%
- 派遣社員:4.5%
- 自営業:1.8%など
約7割が離婚後に就業しています。およそ半分がパート・アルバイトで、約4割が正規の職員・従業員になっていますね。ハローワークのマザーズコーナーなどでは、育児中でも両立しやすい仕事の紹介などの支援が行われています。
別居費用の50万円は、できれば離婚前の自分の貯金があるといいですね。用意できない場合は、固定費の見直しなどで節約をするのも一つ。離婚後に備えて、まずは一時保育や保育園に預けたり、在宅ワークやパートを始めたりするのもいいでしょう。