お金は「貯めて・育てる」

今回は、「ごく標準的な世帯年収」と考えられる、年収400万円台世帯のお財布事情を見てきました。

家族構成や年収、そしてライフスタイルは人それぞれですので、「いくら貯蓄があればよい」という答えはありません。

さて、教育費、住宅費、そして「老後資金」を、人生の三大出費といいます。

多くの勤労世帯にとっての悩みの種である「住宅ローン」や「子育て費用」は、50代を過ぎると徐々に落ち着き始めるケースが多いです。また、この2つの項目は、いつまでにどのくらい必要かが見えやすい出費といえますね。

一方、老後のお金についてはいかがでしょう。30代・40代といった若い世帯の場合「まだまだ遠い先の話」と感じてしまうのも致し方ないのかもしれません。

「人生100年時代」。「いつまで働くか」は何となくイメージできる人も多いでしょう。一方、いつまで健康体でいられるのか、いつから介護が必要となりそうか、さらにいうと「何歳まで生きるのか」は誰にも分からないことです。

備えあれば憂いなし。長寿時代に備え、健康寿命とともに資産の寿命を延ばす視点を持ちたいものですね。お持ちの資産を、預貯金・保険商品・投資信託などにバランスよく振り分け、お金を貯めて・増やすしくみを作っていくのもよいでしょう。

参考資料