「老後の不安」どうしたらいい?

ここまで年金受給額を見てきましたが、公的年金「だけ」で悠々自適なセカンドライフを楽しむことは厳しいと感じられた方が大半だと思います。老後は節約して過ごそうと考える方もいらっしゃいますが、現役時代との生活費の差が大きければ大きいほど、それは非常に難しいというのが現実です。

実際に、現役時代と同じ生活水準を維持しようとした結果、いわゆる「老後破綻」まっしぐらとなるケースはあります。

そうならないために、老後資金は多めに見積もっておくに越したことはありません。また「人生100年時代」に備えて、老後も資産を枯渇させない努力も必要となりそうです。

資産運用で、資産を作り、守る工夫を

低金利の現代では、働く世代の方でもセカンドライフの方でも、お金を作り守る方法として「資産運用」を視野に入れることが必要な時代といえるでしょう。

30~50代の働く世代の方は、教育費や住宅取得費といったライフイベントに関わる支出に、どうしても追われがちです。ただ、大切な老後資金をリスクを抑えながら資産運用をするためには、20~30年という長期的なスパンで、毎月コツコツと積み立てるのがいいでしょう。早いうちから老後に向けても積み立てる習慣をしっかりつけて、老後を意識した資産形成を行いたいですね。

また、「おひとりさま」ライフを選んだ方は、自由にお金を使える一方で、ひとりで生きていく老後の不安を抱える方もいらっしゃると思います。ご自身のモチベーション次第で節約・貯蓄・投資に取り組むことができるので、早い内から老後資金を用意し始めましょう。

毎月積立てていく方法なら、たとえ金額は少額でも、時間を味方につけることで効率良くお金を増やすことに繋がります。長期間積み立てることが大切ですので、できるだけ早いうちから検討しましょう。

一言に積立で資産運用といっても、種類はたくさんありますし、リスクもあります。オンラインセミナーなど活用されて、まずは情報収集から一歩を踏み出してはいかがでしょうか?

参考資料