野菜や果物、魚もそうですが、その季節にならないと味わえなかったりするものがありますね。
今日取り上げる「柚子(ゆず)」もそのひとつ。冬が旬のゆずは香りが高く、ゆずの皮を少し添えるだけで風味が格段にアップします。
本日はガーデニング歴20年のLIMO編集部員が「柚子(ゆず)の育て方」についてご紹介します。
鉢植えで育てる「柚子(ゆず)」
- ミカン科
- 常緑小高木
- 日本の主な生産地:高知県、徳島県、愛媛県
- 参考価格:2年生苗で2000~3000円程度
冬になると俄然出番が増えてくゆず。お鍋にゆずの皮を入れて楽しんだり、ゆずジャム、ゆずティー、ゆずぽんず、ゆずコショウなど、いろいろな食べ方があります。
冬至にはお風呂に入れて楽しむ習慣もありますね。
ゆずが出回るシーズンは冬。冬至に近くなると、店頭でも目立つところで見かけますが、それ以外だとなかなか手に入れることはできません。そういう意味でも季節性の高い果実と言えるでしょう。
ちょっとだけゆずが欲しいなという時に自宅で収穫できたら、料理にも活用できて食卓も華やぎますね。
ゆずは鉢植えでも栽培が可能。植える場所がないという方でも、庭先やベランダでゆずを育てることができます。寒くなったときも移動させることができるので安心です。
苗の購入方法は?
柑橘類の苗は秋から出回り、ホームセンターや大きな花屋さんの果樹コーナーで手に入れることができます。
おすすめは果樹販売を専門にしているネットショップ。苗木に関する情報や育て方などが詳しく載っているところもあります。生産者や販売者の方が見えるので安心感もありますよ。
デメリットは、実物を見て購入できないという点。どんな苗木が送られてくるか、事前に確認できないのは心配ですよね。いろいろなサイトがありますので、比較してみるとよいでしょう。
秋から春までのシーズンは苗木の販売シーズンとはいえ、多くの植物にとっては休眠期。ゆずにとっても成長をストップする時期です。環境によっては葉を落とすこともあります。
店頭で葉がまばらな苗木を見て、心配な場合もあるかもしれませんが、きちんと管理されている苗木なら暖かくなると芽吹いてきます。