「老後資金」は視野に入っている?~「人生三大出費」をバランスよく意識する~
世帯年収600万円と1000万円の世帯のお金事情を眺めてきました。
両者に共通して推測できるのは、住宅ローンを返済中の世帯、そして、これから大学などに進学する年齢の子どもが1人程度いる世帯が多いということでしょう。
「住宅資金・教育費・老後資金」が人生三大支出と言われますが、18歳未満の子がいるということはこれから塾代や大学費用などがかかる可能性が高いでしょう。
子どもに教育費をかけすぎて、自分たちの老後資金の準備が間に合わない・・・・・・そんな事態にならないよう、意識しておくことが大切です。
自分の学費のために老後の親の生活が困窮するのは、子どもにとっても幸せなことではないはず。
また年収が高まるにつれ、児童手当の対象から外れる、共働きで忙しいため外食やテイクアウトに頼りがちで食費がかさむなど、結果的には支出が増えて貯蓄に回しづらくなることも考えられます。
目先の住宅資金や教育資金に神経がいきがちになるのはある意味自然なことといえるでしょう。とはいえ、「老後貧乏」にならないためにも、人生三大資金の準備は、バランス良く計画的に進めていきたいものですね。