「資産の寿命」を延ばす視点を

30代から50代、「働く世帯」の貯蓄事情の動きにフォーカスしました。

長引くコロナ禍で働く現役世代の「お金」「仕事」事情は先の見通しが立ちにくい状態がしばらく続くことが考えられます。とはいえ、私たちとお金の付き合いは一生涯続きます。

長寿社会を迎えたいま、貯蓄・節約のスキルに加え、「資産の寿命を延ばす」努力が求められる時代がきたともいえそうです。

ポートフォリオに、預貯金・保険商品・資産運用をバランスよく組み込みながら、「お金を育てるしくみを作る」。そんな視点を持ってみるのもよいかもしれません。

参考

【ご参考】貯蓄とは

総務省の「家計調査報告」[貯蓄・負債編]によると、貯蓄とは、ゆうちょ銀行、郵便貯金・簡易生命保険管理機構(旧郵政公社)、銀行及びその他の金融機関(普通銀行等)への預貯金、生命保険及び積立型損害保険の掛金(加入してからの掛金の払込総額)並びに株式、債券、投資信託、金銭信託などの有価証券(株式及び投資信託については調査時点の時価、債券及び貸付信託・金銭信託については額面)といった金融機関への貯蓄と、社内預金、勤め先の共済組合などの金融機関外への貯蓄の合計をいいます。

【ご参考】年間収入とは

総務省統計局の「家計調査」における「年間収入」とは、世帯全体の過去1年間の収入(税込み収入)です。以下1~6の収入の合計金額となっています。
1. 勤め先収入(定期収入、賞与等)
2. 営業年間利益(原材料費、人件費、営業上の諸経費等を除く。)
3. 内職年間収入(材料費等を除く。)
4. 公的年金・恩給、農林漁業収入(農機具等の材料費、営業上の諸経費等を除く。)
5. その他の年間収入(預貯金利子、仕送り金、家賃収入等)
6. 現物消費の見積り額