自作キットで苗を植え付ける手順
自作で鉢の代わりを作る場合、多くの人が実践しているのがペットボトルを使う方法。大きめのペットボトルは室内で使用する分には耐久性も十分。鉢代わりにして育てられるので、ぜひチャレンジしてみてください。
まずペットボトルの上から3分の1を水平にカットします。切り取ったペットボトルの上の部分は、飲み口のある方を下にして、切り取ったペットボトル下半分に上から重ねます。ペットボトルは2Lサイズがおすすめです。
ペットボトル内は常に水がある状況なので、藻が発生しやすくなります。そのため、下半分のペットボトル全体にアルミホイルを巻きます。これで直射日光が当たらなくなり、藻が発生しにくくなります。
ペットボトルには、500倍ほどに薄めた液体肥料を溶かした水を入れます。水は水道水が適しています。液体肥料の入れすぎには注意しましょう。
根を傷めないようにペットボトルの飲み口に土を落とした苗を差し込み、根が底面の水に届くように固定します。飲み口にハイドロボールを敷き詰めて、苗を固定するのがおすすめです。
根が水面に届かない場合は、水を吸い上げるため長さ約3センチ、幅1.5~2センチ程度のフェルト布を用意し、飲み口から水面に垂らしましょう。フェルト布と根をつなぐよう固定します。
以上で苗の植え付け作業は完了。こまめな水換えと日照が、ミニトマト栽培成功の秘訣です。
自作水耕栽培キットに植え付けたトマト苗も、土で植えた場合と同様、日照が必要です。日当たりの良い場所に設置し、水は常にきれいな状態に保ちましょう。可能なら毎日水を入れ替えるのが理想的です。
水換え後も、適宜液体肥料を与えます。藻の発生を防いだり内部を清潔な状態に保つため、容器の中も頻繁に掃除するようにして下さい。