学費だけではないんです。「私立中学」想定外の“必要経費”
ここまでのお金は、塾や学校に支払うお金です。ここから先は、実際に子どもを私立中学に通学させた保護者が語る、「入学してから知った想定外の出費」についてのお話。
塾
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塾指定のタブレットを強制的に買わされたが、ほとんど学習には使わなかった。
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「ワンランク上の学校にあと少しで手が届きそう!」とのことで、集団授業と個別指導を併用。6年生の夏以降は家庭教師も併用したため猛スピードでお金が減っていった。
中学入学後
- 兄が卒業した学校に、弟も進学させたが、制服の仕様が変わり、おさがりが使えなくなった。
- 第一志望に合格したが、校風が合わなかった。結局不登校になり近所の公立中学に転校。
- 吹奏楽部に入部したところ、先輩方はほぼ「マイ楽器」を持っており、トロンボーンを購入することに。
- 入学後にもらった「寄付金のお願い」。あくまでも任意とはいえ、万が一払わなかったことで我が子に不利があったら・・・・・・と考え、一口20万円を頑張って寄附した。
高校内部進学
- 付属高校の入学金納入が秋だということを、3年生の春に知った。学資保険のお祝い金支払時期が冬だったので間に合わず、定期預金を解約する羽目に。
子どもの「おこづかい」
- 電車通学で行動範囲が広がり、放課後に友だちと寄り道をするにも交通費やお金が必要になることが増え、小遣いアップを余儀なくされた。
親の「必要経費」
- 保護者会などで学校に行く際の「保護者の服装」は、みなさんいわゆる「きちんと系」。上の子が通った地元の公立中学はジーンズなどの普段着の人も多かったので、そのギャップに驚いた。
「うちはうち、よそはよそ」「子どもにガマンさせればいい」、と思える部分もないわけではないような・・・・・・。でも、属するコミュニティの仲間と楽しくやっていくための「必要経費」って、多かれ少なかれ、親子ともに発生するのかもしれませんね。