通常、豆苗は種(豆)や根がくっついた状況で販売されています。カイワレダイコンなどと同じです。
調理をするときは根本部分を切り落とします。食べる部分はスプラウトである茎と葉。切り落とした根本部分は捨てずにとっておきましょう。これを水に浸して育てれば、豆苗はリボベジになります。
毎日水をとりかえて、きれいな水につけておくことに気をつければ、根が腐らずに新たな芽が出て、可食部分が伸びてきます。
生育状況によっては、茎が細くなったりしますが、おもしろいほど生えてきますので、2度めの収穫も1度目と同じくらいの量を収穫することができます。
1回2回と収穫を繰り返すと、質が低下して収穫量は徐々に減ってきます。水耕栽培なので、根の部分にぬめりが出てきたり、腐りやすくなります。
基本的には何ヶ月も育てられるものではないので、根が変色したり、腐ったりするなど異変を感じたら、食用にはせず廃棄しましょう。
ニンジン、ダイコン
冬野菜であるニンジンやダイコンも、リボベジとして再活用できます。
お店で手に入るニンジンやダイコンで食べられる部分は根の部分です。ニンジンやダイコンの葉は食用にもなりますが、通常は切り落とされた状態で販売されています。リボベジとして再び育てた場合は、通常切り落とされる、この「葉」の部分を育てることになります。
ニンジンやダイコンを食べたあとは、切り落としたヘタの部分は捨てずにとっておきましょう。切り落としたヘタの断面を水につけておくと、葉が伸びてきます。
豆苗と同様、水は毎日取り替えるようにします。ぬめりがでてきたり、カビがはえてしまったら、捨てるようにしましょう。
できれば、直射日光があたるひなたより、半日陰くらいのほうがよく育ちます。うまくいくと、数日で成長を実感できるほど、きれいな緑色の葉が伸びてきます。