所得、母親の有業率はともに増加傾向
国税庁の「令和元年分 民間給与実態統計調査」によると、給与所得者数は5255万人で平均年収は436万円。男女別の平均年収でみると男性が540万円、女性が296万円です。子どもがいる世帯の平均所得が約745万円ということは、共働きが多いと考えられるでしょう。
先程の調査では、実際に子どものいる世帯の母のうち「仕事あり」の割合は72.4%と、やはり共働きの家庭が多いことが分かります。2004年から比べると、2019年では仕事をする母親は約16%増加しています。
児童のいる世帯における母の仕事の状況の推移
- 2004年:56.7%
- 2010年:60.2%
- 2015年:68.1%
- 2019年:72.4%
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子どものいる世帯の平均所得においも、ここ約10年間の推移をみると基本的には増加傾向にあります。
児童のいる世帯の平均所得金額の推移
- 2010年:658万1000円
- 2015年:707万6000円
- 2018年:745万9000円
子どもがいる世帯の所得が増えている一因として、共働きが増えていることも考えられるでしょう。