③「フルタイム非正社員」型の企業規模別生涯賃金(2018年)
(ここでは正社員・非正社員を含めたフルタイム労働者で、同一企業継続就業とは限らない場合の数値となっています)
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◆企業規模10~99人◆
中学卒
- 男性:1億7530万円
- 女性:1億1400万円
高校卒
- 男性:1億7470万円
- 女性:1億2380万円
高専・短大卒
- 男性:1億8380万円
- 女性:1億4610万円
大学卒・大学院卒
◆企業規模100~999人◆
- 男性:1億9940万円
- 女性:1億6310万円
中学卒
- 男性:1億8340万円
- 女性:1億2930万円
高校卒
- 男性:1億9650万円
- 女性:1億3530万円
高専・短大卒
- 男性:2億510万円
- 女性:1億6190万円
大学卒・大学院卒
- 男性:2億4460万円
- 女性:1億9320万円
◆企業規模1000人以上◆
中学卒
- 男性:2億2530万円
- 女性:1億4270万円
高校卒
- 男性:2億4040万円
- 女性:1億4680万円
高専・短大卒
- 男性:2億4160万円
- 女性:1億8630万円
大学卒・大学院卒
- 男性:3億200万円
- 女性:2億2250万円
男女ともに「企業規模1000人以上・転職なし・フルタイム正社員・60歳定年」型の大学・大学院卒(男性:3億2150万円、女性:2億6290万円)が最も高くなりました。
「新卒で入社した企業で定年まで勤め上げる」ほうが、生涯賃金が高くなる傾向が示されていますね。
さいごに
会社員の生涯賃金は「学歴」「企業規模」「転職有無」という3つの要因に左右される傾向があるようです。
即戦力を求めて中途採用に力を入れる企業が増え、収入アップを目指した転職が一般的となったこんにち。年功序列・終身雇用の制度はもはや「当たり前ではない」ものとなりつつあります。働く私たちの生涯賃金が、今後どのように動いていくか気になるところです。
ご参考
「ユースフル労働統計 ―労働統計加工指標集―」とは
独立行政法人労働政策研究・研修機構が発行する、既存の労働統計から新しい統計指標を計算する方法と結果を紹介する資料集です。 引用:同機構ホームページより