退職金のある会社へ転職

メーカーで働く40代のBさんが結婚しないと決めたのは35歳。そのときに転職を決意したと言います。

「現金な話だけれど、やっぱり退職金があるのとないのでは、定年までに貯めないといけない金額が大きく変わってくる。その当時働いていた会社では退職金がなかった。今の決断で将来数百万円とか千万単位の差がつくと考え、転職先を探し始めた」のだそう。ただ、転職活動はそれほど簡単なものではなかったようです。

「退職金がない会社も増えてきた中で、退職金がある会社を探すのはかなり大変だった。でも、マネジメントの経験と専門知識をアピールして、なんとか退職金のあるメーカーに入れた。新卒入社に比べたら勤続年数が短いので退職金もそこまで多くはないかもしれないが、退職金はもらえるに越したことはない」と真剣な面持ちで話していました。

長く続けられる仕事のために副業を始めた

メディア業界で働いている40代のCさんは、独身で生きていく将来のことを考えて、数年前から「体の自由がきかなくなっても収入を得られる仕事が続けられるよう準備を始めた」と話します。

Cさんはもともと外国語が好きで、学生時代は通訳の道に進みたかったのだと言います。「そのときは挫折してしまい、編集の仕事に就いたけれど、学生の頃の夢をもう一度追いかけ直して退職後も長く続けられる仕事をしたいと思った」とのこと。

今は副業として短めの英語の文章を翻訳して記事化する仕事をしつつ、さらに英語力を磨くための勉強を進めているのだそうです。