毎月みなさんが払っている年金保険料ですが、払った金額をそのまま年金として受け取れるわけではないのはご存知でしょうか。

現在の年金制度は「世代間扶養」といって現役世代の私達が払っている保険料を今のシニア世代が年金として受け取っています。つまり支払った保険料は積立てられているわけではなく、そのままシニアの年金原資になっているのです。

それでは今のシニア世代の方たちは、いくら年金をもらっているのでしょうか?
本日は生命保険会社で勤務経験があり、ファイナンシャル・プランナーとしてセカンドライフの相談に乗ってきた私がお話していきます。

国民年金はいくら受け取れるか

それでは国民年金からみていきましょう。厚生労働省年金局の「令和元年度厚生年金・国民年金事業の概況」によるとシニア世代が受け取っている国民年金は以下のとおりです。

国民年金の年金平均月額

全体…5万5946円

  • 男性…5万8866円
  • 女性…5万3699円

男女差がそこまでないことがわかりますね。