春菊(10~12月収穫)
- 参考価格(8月下旬):378円前後/束
- 苗参考価格:120円程度
秋冬の鍋料理に欠かせない春菊は、畑でもプランターでも栽培できます。害虫がつきにくいので、虫が苦手な人の家庭菜園デビューにもおすすめです。
春菊栽培の準備
畑で春菊を植え付けや種まきの2週間前に、苦土石灰を施し、土をよく耕します。その二週間後に堆肥と元肥を混ぜ込みさらに耕しましょう。10㎝位の高さの畝も作っておくと良いでしょう。
プランター栽培の場合は、野菜用のプランターを用意して下さい。土は、市販の野菜用培養土を使えば大丈夫です。
間引きと苗の植え付け
畝に15㎝間隔で深さ1㎝の溝を作り、種を播きましょう。種が重なっても良いのでたくさん播いて、薄く5㎜ほど覆土します。発芽率を上げるために、種を乾かさないよう水をたっぷりとあげて乾かないよう注意して下さい。
発芽した芽は間引きを3回行い、株間が10㎝程度になるようにしましょう。間引きするタイミングで、肥料を施すと良く育ちます。苗を植え付ける場合は、10㎝間隔で植えれば大丈夫です。
春菊の収穫
20㎝を越えたら収穫できるサイン。最初の収穫は3枚葉を残し、次からは各枝2枚葉を残して収穫する摘み取り式がおすすめ。脇芽がどんどん増えていくので、プランター栽培でも長くたくさん収穫できます。
まとめにかえて
秋冬の家庭菜園は、プランターで省スペースかつ手軽に栽培できる作物が多いのも魅力的。種まきから作る作物も多いですが、初心者や忙しい人には苗から育て始めるのもおすすめです。
鍋料理やシチューなど、秋冬グルメに必要な食材も家庭菜園で揃うので節約にも役立ちます。なにより自分で手間暇かけて作った野菜、収穫時の喜びもひとしおでしょう。
まだまだおうち時間が続きそうな昨今。家庭菜園初心者さんも秋冬野菜にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
大城 望