「厚生年金だから安心」とは限らない

今回は厚生年金の受給額事情を眺めてきました。

「会社員時代に厚生年金に加入してはいたが、今は専業主婦(主夫)や自営業である」といったケースは、予想よりも年金額が少ない可能性があるでしょう。

また、先行き見えないコロナ禍、この先も安定した給与を確実に受取り続けることができるかは分かりません。

公的年金「だけ」を老後の命綱にすることに不安を感じる方が多数派ではないでしょうか。老後の準備が何も必要ない、という世帯は少ないでしょう。働き盛りの現役時代から、家計管理と貯蓄の習慣を身につけたいですね。

低金利が続くいま、頑張って稼いだ大切なお金にも働いてもらう、「資産運用」の検討も視野に入れてもよいかもしれません。投資にはリスクもある点は念頭におきつつ、ご自身に合う運用スタイルや金融商品を吟味していきましょう!

【ご説明】「第1号厚生年金被保険者」とは

厚生年金は現在、下記のように分類されています。

第1号厚生年金被保険者…厚生年金保険の被保険者のうち、民間の事業所に使用される者
第2号厚生年金被保険者…旧共済年金の加入者(国家公務員共済)
第3号厚生年金被保険者…地方公務員共済
第4号厚生年金被保険者…私立学校共済

参考:企業年金連合会「第一号厚生年金被保険者」

【参考資料】