年金受給の流れとは?
次は年金を受け取るにはどうしたらいいのかを具体的に見ていきましょう。
年金は受給年齢の3ヶ月前に「年金請求書」がお手元に届きます。届いたら必要事項を記入し、添付書類とともに年金事務所に提出します。
必要書類
- 年金手帳または基礎年金番号通知書(本人及び配偶者)
- 戸籍謄本(戸籍抄本や住民票、住民票の記載事項証明書)
- 本人名義の通帳の写し(キャッシュカードの写し)
その約1~2ヶ月後に「年金証書・年金決定通知書」が届き、さらにその1~2ヶ月後に「年金のお支払いのご案内」が届き、ようやく年金の受取開始となります。
申請してから約5ヶ月程度かかることを念頭に置いておきましょう。
なお、年金は偶数月の15日(15日が土日祝日の場合は直前の平日)に振り込まれます。
年金の繰り下げ請求時も「年金請求書」の提出が必要!
繰り下げ請求時には、「年金請求書」と「老齢基礎年金・老齢厚生年金支給繰下げ申出書」の提出が必要です。請求時期は66歳以降受け取りたい時期で申請します。
繰り下げ受給は増額された年金を受給できるのが大きなメリットです。一方で、年金の増額とともに税金(所得税や住民税)や社会保険料(国民健康保険料や介護保険料)も増加するなどのデメリットもあるので注意が必要です。