年収の「何倍」貯めてるかは、稼ぎが多くても大差がない!
今回の家計調査の結果をみると、二人以上・勤労世帯の貯蓄額自体は、年収が増えるにつれて増える傾向にあります。
その一方、「年収に対する貯蓄の比率」は、年収400万円以上の世帯について見ていくと、一部に凸凹があるもののおおむね「約2倍程度」で推移しています。その比率は、年収が増えても大きく変わりません。
「稼ぎに対して、きちんと貯蓄ができているだろうか?」と感じたときは、まずは年収の2倍前後の貯蓄があるかどうか、確認してみましょう。
収入や家族構成、ライフスタイルは人それぞれ。「もう少し収入があれば、貯められるはずなのに・・・」と感じるのは自然なことです。
とはいえ、貯金のペースや努力の具合は、「貯めた額」よりむしろ「限られた収入から、どの程度貯金できているか」で判断できる部分も大きいといえるのではないでしょうか。
まずは、ご自身の年収と貯蓄額を比べて、どのくらい貯めているかを確認してみましょう。家計管理の課題点を見つけたり、逆に「お金のスキル」に自信を持ったりできるきっかけになるかもしれませんね!