安心できるマネープランを作るために
今回見てきた「年収500万円台世帯」の世帯主の平均年齢は48.4歳と49.0歳でした。また、いずれも18歳未満の子どもがおよそ1名いる、という結果に。
「子育て中、かつ住宅ローンの返済中」といった世帯が多いことが考えられますが、逆に着実に貯蓄をしている世帯がいることも推測できます。
人生の三大資金は「教育費」「住居費」そして、「老後資金」と言われますが、老後にどのくらいお金が必要かイメージしにくい方も多いはず。
とはいえ、住宅ローンやお子さんの学費の支払いが落ち着くと、程なくしてやってくるのが「老後の生活」なのです。
「公的年金だけを頼りにするのはあまりにも心もとない」という声が高まる今、老後の準備をまったく必要としない世帯は少ないでしょう。
お持ちの資産を「預貯金」だけではなく、保険や投資信託などの運用性のある商品にも振り分けることは、効率的にお金を育てるための第一歩であるといえます。
資産運用は、運用期間を長くとるほどリターンが安定してきますので、早めのスタートがカギを握るといってよいでしょう。
つみたてNISA、iDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)など税制優遇制度の活用も検討しながら、安心できるマネープランを作っていきたいものですね。
金融商品や運用スタイルのチョイスで迷ったときは、お金のプロのアドバイスなども参考になさるとより心強いでしょう。