「アクシデント」に備えたお金の計画を!

年収600万円の貯蓄額と負債額をながめてきました。「ちょっぴりリッチ」なイメージでしたが、「貯蓄額」から「負債額」を差し引いた「純貯蓄額」は決して多くないことが分かります。

住宅ローンの返済や、お子さんがいる場合は教育費の支払いが落ち着いたとしても、やがて自分自身のリタイヤ後の暮らしが待っています。

冒頭でも少し触れましたが、昨年から続くコロナ禍で、私たちの「仕事」や「生活」は大きな変化を求められました。たとえこの先コロナ禍が落ち着いたとしても、数年後、数十年後と今回のような「アクシデント」に備える姿勢が必要とされているのではないでしょうか。

ファイナンシャルアドバイザーの視点からは、その「備え」の一つとして、資産運用の検討を視野に入れることをお勧めします。

低金利が続くいま、資産を預貯金だけで保有しても受け取る利息はほんのわずかですので、残念ながらお金を増やすことにはつながりません。

ポートフォリオに預貯金・保険、株式などをバランスよく組み込んでいくことは、効率よくお金を育てるための第一歩であるともいえます。