日経平均は小幅続落、金融株の冴えない値動きが懸念材料?

【東京株式市場】2016年12月22日

株式市場の振り返り-日経平均株価は小幅安の続落ながら、高値引けで踏ん張る

2016年12月22日(木)の主要指標(カッコ内は前日終値比)

  • 日経平均株価 19,427円(▲16円、▲0.1%)  続落
  • TOPIX 1,543.8(▲1.1、▲0.1%)  続落
  • 東証マザーズ総合指数 905.3(▲13.2、▲1.4%)  続落

東証1部上場銘柄の概況

  • 値上がり銘柄数:852、値下がり銘柄数:990、変わらず:159
  • 値上がり業種数:16、値下がり業種数:17

東証1部の出来高は18億7,138万株、売買代金は2兆1,590億円(概算)となり、いずれも前日より減少しました。極端な低水準ではありませんが、外国人投資家を中心に市場参加者が少なくなったことで、年末特有の薄商いになったと見られます。

そのような中、日経平均株価は売りが優勢となり、一時は▲120円弱の下落となる場面がありましたが、引けに掛けて巻き返しました。

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結局は小幅安の続落に終わりましたが、高値引けとなっており、投資家の押し目を拾うスタンスが伺えます。20,000円台へのチャレンジは続いていると見てよさそうです。なお、TOPIXも同様の値動きとなりました。

東証マザーズ総合指数は見せ場なく続落、900ポイント割れが目前に迫る

東証マザーズの出来高は5,036万株、売買代金962億円となり、前日に比べ小幅増加となりました。ただ、商いの水準は高くはなく、個人投資家のリスクオンモードはまだ遠いようです。

総合指数は▲1%超下落する続落となり、取引時間中には一時900ポイント割れが近い状況となりました。このままですと、年内の900ポイント維持は微妙な状況です。早期に新興市場を盛り上げる物色テーマの登場が待たれますが、年内は難しいかもしれません。

日立建機が連日で復活の高値更新、一方で金融株の冴えない動きが顕著に

個別銘柄では、オリンパス(7733)が連日の急落となり、任天堂(7974)も大きく値を下げました。また、ファーストリテイリング(9983)も下落しています。

さらに、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)、りそなホールディングス(8308)など金融株が冴えない動きに終始しました。今回のトランプラリーの牽引役であった金融株の不振は非常に気掛かりです。

一方、日産自動車(7201)やホンダ(7267)など自動車株が上昇し、コナミホールディングス(9766)は急騰して年初来高値を更新しました。日立建機(6305)も連日で高値更新となり、復活を力強く印象付けています。

新興市場では、そーせいグループ(4565)、窪田製薬ホールディングス(4596)、サンバイオ(4592)など医療バイオ関連の主力銘柄が連日の大幅下落となりました。ナノキャリア(4571)も急落となっています。

また、ブランジスタ(6176)やアクセルマーク(3624)も大幅下落で引けました。

一方、アカツキ(3932)やドリコム(3793)などが値を上げました。全体的には、新興市場らしいダイナミックな値動きは少なかったようです。

 

青山 諭志

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慶應義塾大学卒業後、国内大手及び外資系大手金融機関に合わせて10年以上勤務し、株式市場を中心にマーケット関連の仕事に従事。その後独立。金融機関では主にアナリストとして企業や産業調査活動に従事。調査内容としてはミクロ・セミマクロが主な分析対象だが、好きなのはマクロ分析。記事で取り扱うテーマはマーケット、企業分析といった株式市場関連の分析や貯蓄といった個人の資産運用(パーソナルファイナンス)を取り扱う。最近は「富の分配」問題や「お金持ち」である富裕層研究にも時間を割いている。その他に興味のある分野はブロックチェーン技術とゲノム(ジーノム)。Twitter:SatooshiX