夏のボーナス 使い道は「預貯金」7割超でダントツ

同調査によると、各世帯における今年の夏のボーナスの平均額は56万9591円となりました。

それでは、ボーナスを「何に使うか」をみていきましょう。

ボーナスの使い道(複数回答)

  • 預貯金・・・73.1%
  • 趣味・レジャー・・・27.8%
  • 外食・・・22.1%
  • 旅行・・・17.7%
  • ローンの返済・・・17.3%

預貯金が7割超となり、ダントツで最多となっています。また、外出自粛の反動の影響もあってか、趣味・レジャー、外食、旅行も上位に名を連ねる結果となりました。

長期化するコロナ禍 今後はどうなる?

今回の調査で、夏休みに使うお金は過去最低となることがわかりました。さらに、使い道は「預貯金」が多数を占める結果となっています。

明治安田総合研究所の小玉祐一フェローチーフエコノミストは、「今年の夏休みに使う金額が昨年より減少したのは、新型コロナウイルスの感染動向に昨年と今年とで大きな差があるため」と分析しています。今年は感染者が急拡大したことで、自粛ムードが加速したことを指摘しました。

一方で、ワクチン接種が進み経済活動が順次解除されれば、「潜在的な消費需要の顕在化が期待できる」可能性があるとの見方も示しています。

参考資料

齊藤 慧