年収や貯金額といった「お金にまつわること」はとてもデリケート。きょうだいや親しい友人とも、滅多に話題に上がることがない、という方も多いはずです。

そこで今回は、総務省の「家計調査報告(貯蓄・負債編)2020年(令和2年)」から、各世代の「年収・貯蓄・持家率」を見ていきます。

【20代~70代以上・みんなの平均】年収・貯蓄・持家率

収入・貯金・マイホーム事情……。

これらの「お金事情」は、家庭によってそれぞれ違います。とはいえ、自分と同年代の「平均」を知ることは、今後のマネープランを考えるうえで、何らかの参考になるかもしれません。

さっそく、総務省が公表する「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2020年(令和2年)平均結果-(二人以上世帯)」から、20代から70代以上世帯のフトコロ事情を眺めていきます。

まずは、全体の平均から。

平均:世帯主の年齢…59.5歳

持家率…85.8%
年間収入…634万円

貯蓄額…1791万円

■内訳■

金融機関…1761万円

  • 通貨性預貯金…556万円
  • 定期性預貯金…607万円
  • 生命保険など…357万円
  • 有価証券…240万円

金融機関外…31万円

ここからは、20代から70代以上までを、世代ごとに見ていきます。

20~29歳:世帯主の年齢…27.0歳

持家率…33.0%
年間収入…564万円

貯蓄額…376万円

■内訳■

金融機関…359万円

  • 通貨性預貯金…229万円
  • 定期性預貯金…54万円
  • 生命保険など…53万円
  • 有価証券…23万円

金融機関外…17万円

30~39歳:世帯主の年齢…35.3歳

持家率…65.0%
年間収入…675万円

貯蓄額…760万円

■内訳■

金融機関…732万円

  • 通貨性預貯金…378万円
  • 定期性預貯金…160万円
  • 生命保険など…135万円
  • 有価証券…60万円

金融機関外…27万円