不足する老後資金をどうするか?

それでは、理想の老後生活をおくるためには、どのように備えていけば良いのでしょうか。「諦めるしかないのか…」とガッカリする前に、今からできることはいくつかあります。

例えば、国民年金の受給額を増やしたい方ならば、付加保険料年金(※)の納付などが考えられるでしょう。国民年金保険料に月400円の付加保険料を上乗せして納めることで、将来受給する年金額を増やせます。

※国民年金第1号被保険者と、65歳未満の任意加入被保険者のみ対象

また、民間保険会社の年金保険への加入なども、老後の収入源を増やすことに役立ちます。

このように、対策はいくつか考えられますが、なかでも特におすすめしたいのは「資産運用」を取り入れるということです。

超低金利が長期化する今、銀行などに預貯金しておくだけではお金を増やすことには繋がりにくいでしょう。よって、「お金にも働いてもらう」方法を考えることが、老後の資産形成の大切なポイントになります。

近年は、「つみたてNISA」や「iDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)」などの税制優遇制度もあり、資産運用ビギナーの方でも運用を始めやすい環境が整っています。まずは、自分に合うしくみかどうかを、あらためて検討してみてはいかがでしょうか。