日本の映画産業が活況です
日本映画製作者連盟によると、2016年1月~11月累計の主要配給会社13社の邦画、洋画合計の国内興業収入の総額は前年同期比約+10%増となっており、年間でも2010年の過去最高を更新する勢いです。「君の名は。」、「シン・ゴジラ」等の大ヒット作の公開が相次いだためです。
動画のネット配信の普及が増えて映画館は苦戦しているかと思いきや、意外に健闘していることは驚きです。これは、映画館に行って映画を観るという「アナログな体験」がスマホで動画を観る「デジタル体験」には全て置き換えられないということなのかもしれません。
株主優待でお得に映画を楽しみましょう
そこで今回は、1月に権利確定日を迎える企業の中から、株主優待で映画観賞券をもらえる4社をご紹介します。なお、株主優待を受けるには権利確定日と呼ばれる特定の日に株主名簿に載っていることが条件となります。詳しくは『権利確定日と権利付き最終売買日の一覧表(~2017年12月末まで)』を参考にしてください。。
東京楽天地(8842):同社は1937年設立の老舗映画興業会社です。現在は映画館の運営に加え、不動産業や温浴施設なども展開しています。同社の株主になると、東宝系あるいは同社直営の映画館で利用できる優待券をもらうことができます。権利確定月は1月と7月の年2回です。
スバル興業(9632):同社は東宝(9602)の連結子会社で、道路の維持・清掃、補修工事の請負などを行う道路環境事業を主力事業としています。また、外食、ビル管理、有楽町スバル座の運営なども行っています。同社の株主になると有楽町スバル座で利用できる株主優待カードをもらうことができます。権利確定月は1月と7月の年2回です。
きんえい(9636): 同社は近鉄グループの映画興業会社であり、8つのスクリーンを持つ「あべのアポロシネマ」を運営しています。同社の株主になると、直営劇場の招待券をもらうことができます。権利確定月は1月と7月の年2回です。
オーエス(9637):同社は、阪急阪神東宝グループ企業で、映画館運営やビル賃貸、住宅販売などを手掛けています。同社の株主になると、大阪や神戸にある直営、共同経営、提携の映画館で使える株主優待カード、および同社が運営するレストラン、居酒屋などで使える株主優待割引券をもらうことができます。権利確定月は1月と7月の年2回です。
株主優待をもらうには?
いかがでしたか? 2017年は株主優待を活用してお得に映画館に足を運びたいものですね。
なお、映画を無料で大スクリーンで観ることもできる株主優待ですが、株主になるためには証券会社に口座を開設する必要があります。口座開設の簡単さや投資する際の手数料の安さを追求するならば、ネット証券がおすすめです。
株主優待を始めるのに便利な証券会社を詳しく知りたいという方は、『株主優待生活におすすめの証券会社は?』をご参照ください。
LIMO編集部