具体的な運用方法は

重要なのは自分だけではなく、お金にも働いて貰うことです。

超低金利の我が国日本では、どんなに頑張って貯金をしても、積み立てたお金を大きく上回るリターンはほぼ見込めません。

仮に2000万円を30年間で貯金で作ろうとすると約5.6万円を毎月積み立てる必要がありますが、このお金を年率6%複利で運用することで計算上は約5600万円のお金を作ることが出来ます。

ここで複利について説明すると、得られたリターンを手元に受取らずに再度運用に回し、それを繰り返すことで元本を雪だるま式に増やしていく方法です。

また、金融庁「人生100年時代における資産形成」(平成31年4月12日)によると、日米の家計金融資産増加率は1998年からの20年間で米が2.7倍、日本が1.4倍となっています。このうち、運用リターンによる要因がアメリカが2倍、日本が1.2倍になっています。

以上のことから退職金が少ない人は、貯金だけではなく別の方法で運用を考える必要があると言えるのではないでしょうか。