50歳代世帯の貯蓄事情「平均値からは、見えないこと」
さきほどまでは、40代・50代世帯の「貯蓄と負債」について触れました。
しかし、平均値だけでは「どのくらいの世帯」が「いくらくらいの貯蓄」を持っているかを知ることは不可能です。
各世代には一定の割合で「貯蓄100万円未満」の世帯が存在します。逆に「2000万円」「4000万円」以上を持つ世帯もあります。
ここから50歳代の貯蓄額の分布を、グラフで見ていきます。
40歳代・50歳代の貯蓄現在高階級における世帯数(抽出率調整済実数)をまとめたグラフより、二つの世代の貯蓄額の分布を比較していきます。
50歳代世帯の「貯蓄額分布」
50歳代世帯の貯蓄分布をみると、「1000万円以上」の世帯の割合は51.9%にまで上がっています。さらに、「2000万円以上」の世帯の割合も28.0%にまで上昇しています。
とはいえ「200万円未満」の世帯が14.9%、さらに「3000万円以上」の世帯が16.6%あります。
ちなみに40歳代で「3000万円以上」の貯蓄がある世帯の割合は7.5%です。割合としては飛躍的な伸びであるといえそうです。
著者
二種外務員資格(証券外務員二種)記者/編集者/校閲者/
【保有資格】
ニ種外務員資格(証券外務員二種)・相続診断士・認知症介助士・終活ガイド資格1級保有。
【経歴】
二種外務員資格や相続診断士などの資格を保有し、「お金とくらし」にまつわる情報を専門的かつ丁寧に発信する金融メディア編集者・ライター。
早稲田大学第一文学部史学科卒。人文・社会系一般書籍、中学・高校社会科教材、就職試験問題の制作関連業務で15年以上の経験を持つ。また、大手人材派遣会社における採用管理業務などの実務経験もある。
現在は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~』において、金融系メディアの編集者兼執筆者として、コンテンツ制作や編集を担当。
総務省「家計調査」・厚生労働省「厚生年金保険・国民年金事業の概況」・J-FLEC(金融経済教育推進機構)「家計の金融行動に関する世論調査」などの一次資料に基づくデータ記事の執筆に強み。
専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』でも記事執筆をおこなう。紙媒体での経験に加え、家族の介護を通じて得た知見を生かしながら、「お金とくらし」にまつわる情報を丁寧に発信している。(2026年7月9日更新)