50代ですでに「貯蓄2000万~3000万円超」の世帯は何割?
ここからは、50代世帯の貯蓄額の分布を見ていきます。
実は各年代「貯蓄100万円以下の世帯」は一定の割合で存在しています。その一方、貯蓄「2000万円」「3000万円」を超える世帯もあります。
さきほどの「平均額」からは見えない部分ですね。そこで、50代の貯蓄現在高階級における世帯数(抽出率調整済実数)をまとめたグラフから、貯蓄額分布のイメージをつかんでいきます。
50代の貯蓄も二極化していますね。「100万円未満(9.7%)」と「4000万円以上(10.9%)」がほぼ同じ程度存在しています。
また、かつて話題となった「老後資金2000万円問題」にちなみ、50代でこの貯蓄額をクリアしている世帯の割合を見てみると…
「2000万円以上」世帯は28%、さらに「3000万円以上」世帯に絞ると16.6%です。
この割合を多いと捉えるか、少ないと捉えるかは人それぞれです。なかには親族からの相続や贈与があったケースもあるでしょう。
とはいえ、現役時代の段階である程度の貯蓄があるという場合、それはリタイヤ後の生活に向けた安心材料の一つであることは、確かであるといえそうです。
著者
二種外務員資格(証券外務員二種)記者/編集者/校閲者/
【保有資格】
ニ種外務員資格(証券外務員二種)・相続診断士・認知症介助士・終活ガイド資格1級保有。
【経歴】
二種外務員資格や相続診断士などの資格を保有し、「お金とくらし」にまつわる情報を専門的かつ丁寧に発信する金融メディア編集者・ライター。
早稲田大学第一文学部史学科卒。人文・社会系一般書籍、中学・高校社会科教材、就職試験問題の制作関連業務で15年以上の経験を持つ。また、大手人材派遣会社における採用管理業務などの実務経験もある。
現在は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~』において、金融系メディアの編集者兼執筆者として、コンテンツ制作や編集を担当。
総務省「家計調査」・厚生労働省「厚生年金保険・国民年金事業の概況」・J-FLEC(金融経済教育推進機構)「家計の金融行動に関する世論調査」などの一次資料に基づくデータ記事の執筆に強み。
専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』でも記事執筆をおこなう。紙媒体での経験に加え、家族の介護を通じて得た知見を生かしながら、「お金とくらし」にまつわる情報を丁寧に発信している。(2026年7月9日更新)