共通していること
ケータイ会社として競合なだけに、dカードとau PAY カードは共通している点がいくつかあります。順番にみていきましょう。
まずは年会費です。dカードとau PAY カードの年会費は無料です。両クレカとも会費を気にせずに利用できるクレジットカードです。
選択できる国際ブランドは両クレカとも、VISA、Mastercardです。また、ポイントがたまる金額については100円(税込)につき1ポイントで最小の還元率は1%です。
追加できるカードはETCカード、家族カードに対応しています。
さらに年会費が無料にも関わらず、両クレカには付帯保険があります。
海外旅行損害保険と、ショッピング保険です。海外旅行損害保険については、最高2000万円までの補償がついています。ショッピング保険については、100万円までついています。スマホ決済については両クレカとも、Apple Payに対応しています。
このようにキャリアとしての競合なためか、共通している部分が多いクレジットカードになっています。
ポイント還元の違い
続いてポイント還元の違いについてです。共通していることは前項の通り、100円(税込)につき1ポイント貯まり、最小の還元率が1%であるということです。どこで使っても100円で1ポイント貯まり還元率が1%あるのは嬉しい点です。
また、dカードについては特約店でのポイント還元が1%〜5%あります。特約店をいかに利用するかで、ポイントの貯まり方が大きく異なってくるでしょう。
一方で、au PAY カードはau PAY 残高へのチャージ+au PAYの決済でポイントが1.5%還元となっています。スマホ決済でau PAYを使う人にとっては1.5%還元になるので、嬉しい点です。
また、auでんきに加入していれば、利用料金の1〜5%のポイントが貯まります。auでんきの料金が4999円以下なら1%、5000円〜7999円なら3%、8000円以上なら5%貯まるようになっています。
家族のいる世帯であれば、電気代が8000円以上に達することはよくあるので、5%の400ポイント以上を獲得することは容易でしょう。au PAY カードはauでんきに加入していることで、ポイントの貯まり方が大きく影響してくると言えるでしょう。
電子マネーについて
dカードはiDに対応しています。一方でau PAY カードは電子マネーに対応していません。電子マネーに対応しているかどうかという点ではdカードに軍配があがりました。
スマホ決済について
dカードはApple Payに対応している一方で、au PAY カードはApple Pay、楽天ペイ、au PAYに対応しています。スマホ決済の豊富さについてはau PAY カードに軍配があがりました。