コロナ禍の生活保護受給者、増えているのか?減っているのか?
それでは、直近のデータについて、『被保護者調査』の調査結果をみてみます。まずは被保護世帯数です(グラフ参照)。
被保護世帯数は164万1536世帯となり、対前年同月比0.4%増(6336世帯)となりました。
長期化するコロナ禍によって、生活保護世帯がじわりと増加している可能性があります。
総務省によると、2021年の完全失業者数は188万人で、前年同月に比べ12万人が増加。14か月連続の増加を見せています。
世帯類型別の世帯は下記の通り。
※()内は全体に占める割合、【】内は前年同月比。
高齢者世帯:91万1167(55.8%)【0.6%】
〈内訳〉
- 単身世帯:83万7973(51.3%)【0.6%】
- 2人以上世帯:7万3194(4.5%)【-3.4%】
被保護の高齢者世帯の9割以上が単身であることが分ります。
それでは、被保護実人員もみてみましょう。