2018年に創業50周年を迎えたコメダ珈琲店。「メニュー表以上のボリューム感」と定評のあるデザートやサンドイッチなどが話題を集め、多くのファンを惹きつけてやみません。2021年1月13日に公表した株式会社コメダホールディングス「2021年2月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結)」によると、多くの飲食店が困難に直面したコロナ禍の中においても、売上収益は21,241百万円(前年同期比8.2%減)に留めています。

コメダ珈琲店の人気メニューといえば、ボリュームたっぷりのアイスがデニッシュにのせられた「シロノワール」が有名です。しかし、昨年より全国販売が始まった新商品、「クロネージュ」をご存じでしょうか。コメダファンもリピートするという、そのおいしさの秘訣に迫ります。

コロナ禍に立ち向かうため改善を進めてきたコメダ珈琲

株式会社コメダホールディングス「2021年2月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結)」によると、第3四半期連結累計期間(2020年3月1日~11月30日)は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響が大きく、同社もテイクアウトやデリバリーを強化。さらにコロナ禍でも店舗に足を運んでもらえるようなコラボ商品や割引キャンペーン、期間限定メニューなどを実施した結果、卸売売上の全店売上高前年比が83.9%から90.2%へと改善しています。コメダホールディングスでは現在「すべてのメニューの原材料を100%プラントベース(植物由来)」とする新業態『コメダイズ』も展開。今後のサステナブルな提案にも注目が集まるところです。

そんなコメダホールディングスのメインでもある『コメダ珈琲店』は、コロナ禍の中でもおいしいものの追及を行い、とくに新商品や季節限定商品の販売に力を入れていました。そんな中、コメダの代名詞「シロノワール」に次ぐ大型ルーキー、「クロネージュ」の人気が高まっているといいます。