漫画家の祭さんのペットは、ネズミの一種であるチンチラとデグー。初代デグーの松くんにはじまり、現在は、おみくじちゃんとあみだちゃんというチンチラの母子、元保護チンチラの福くん、デグーの棟梁ちゃんというネズミさんたちと一緒に生活しています。

元職人の祭さん(21話)が、漫画家という職業を選んだ理由のひとつは、在宅での仕事なら、大切な家族であるネズミさんたちに何かがあった時に、すぐに対応することができると考えたから。とはいえ、いつもマイペースで作業を…というわけにもいかず、仕事が立て込んでしまうこともしばしば。ケージで暇そうにしているぐらいならまだよしとしても、ず相手にできない時間が増えれば、さすがにネズミさんたちにもストレスが溜まってしまいます。

そんなとき、祭さんが助っ人として呼ぶのは、作画アシスタント…ではなく、友人のうっちゃん(通称「うち」)。うちさんは遊びに来ているうちに(シャレではありません)、ネズミさんたちの世話をマスターしてしまったというツワモノで、内弁慶なネズミさんたちも、彼女にとても懐いています。

うっちゃんにネズミさんたちのお世話を任せ、仕事に集中する祭さん。しかもありがたいことに、うっちゃんはネズミさんたちだけでなく、祭さんのご飯まで用意してくれるのです。食卓に漂う、美味しそうなスパイスの香り...想像しただけでもお腹が空いてきます。

席に着くと、うっちゃんが「ね、祭さんの家ってカレー粉ないの?」と聞いてきました。「一人でカレーしないからね~」と答える祭さん。あれ?じゃ、このカレーっぽい匂いって…????