さいごに
働き方が多様化する今。スキルや経験を生かして起業する、家庭と仕事の両立のしやすさからフリーランスとして独立する、といったケースは、これからも増えていくことが考えられるでしょう。
現役時代の働き方は、ときには老後に受け取る年金額を大きく左右します。ご自身が受け取れる年金額の目安を確認してみましょう。
「思っていたよりも年金受給額が少なくなりそう…」と思う場合は、自助努力で老後資金を準備していくことが必要です。つみたてNISA、iDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)、民間の個人年金保険などを組み合わせて活用していくことも検討してみるとよいでしょう。
セカンドライフを見据えたお金の準備は、できるだけ早い時期にスタートされることをお勧めします。超低金利政策が続く今、銀行などにお金を預けておくだけではお金はなかなか増えません。そんな今こそ、資産運用に視点を向ける好機といえそうですね。
若いご家庭の場合、子育て費用や住宅ローンで手一杯、というケースも多いでしょう。とはいえ「リタイヤまであとわずか」の50代以降となると、運用方法や最終的に準備できる老後資金も限られてくる可能性が。
資産運用は、運用期間が長ければ長いほどリスクが軽減し、リターンが安定する傾向があります。複利の効果で、雪だるま式に資産を増やすことに繋がります。
「お金を増やすって関心はあるけれど何だか怖い・・・」
「貯蓄と投資、どんなバランスで進めていけばいいのか分からない」
そんな不安や疑問は、ぜひお金のプロにぶつけてみましょう。信頼できるアドバイザーと二人三脚であれば、解決策に繋がる近道が見つかるかもしれません。
参考資料
- 厚生労働省年金局「令和元年度厚生年金・国民年金事業の概況」
- 谷口裕梨(LIMO)「厚生年金を月30万円以上もらえるのは何割か」