名古屋生まれの喫茶店として知られるコメダ珈琲店は、全国に880店舗以上の店舗を構えるコーヒーチェーンです。美味しい珈琲はもちろん、メニューが豊富な点や居心地のよいリビングのような空間が人気の理由となっています。

そんなコメダ珈琲店では、2021年4月28日(水)より、季節のシロノワール「まっしろノワール」が再登場しました。まっしろなその見た目と甘党を夢中にさせるその味が、ファンたちを再び夢中にさせているようです。

回復の兆しをみせるコメダ珈琲店

コメダ珈琲店が2021年4月に発表した「2021年2月期 決算短信〔IFRS〕(連結)」によりますと、当連結会計年度(2020年3月1日~2021年2月28日)は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大の影響により、極めて厳しい事業環境に。臨時休業や営業時間の短縮をおこないつつも、3密の防止を徹底しながら店舗を運営しました。

この間、コメダ珈琲店では店頭販売やデリバリーの拡充、テイクアウト強化のための専用メニューの導入などをおこないました。衛生対策等を徹底した店舗運営を継続しながら季節限定メニューの販売や、アイスコーヒー・サマーバック・コラボレーション福袋といった物販の強化などを実施。

また、コロナ下においても満足してもらえるよう、くまモンとのコラボ商品「シロノワールくまもとモンブラン」や欠品するほどの話題となった「コメ牛」、初めて自社工場で製造した小倉あんを使用した定番人気商品「小倉ノワール」などのメニューを販売するなどの工夫し、多くの来客が訪れました。

結果、当連結会計年度の売上収益は、288億3600万円(前連結会計年度比7.6%減)、店舗数は914店舗となりました。前年比ではマイナスとなっていますが、同業他社がマイナス2桁となっている中、コメダ珈琲店は回復の兆しを見せているようです。