ご覧のように、中央値は30万円という驚きの結果となっており、もうすぐ定年60代を迎えるには心もとない貯蓄額であることがわかります。

独身50代のリアル、1000万円以上保有している人はどれくらい?

それでは、同調査から独身50代の貯蓄額の分布を見ていきましょう。

50代単身世帯 金融資産保有額別の分布(金融資産を保有していない世帯を含む)

  • 金融資産非保有…41.0%
  • 100万未満…10.4%
  • 100~200万未満…4.8%
  • 200~300万未満…3.3%
  • 300~400万未満…3.5%
  • 400~500万未満…2.8%
  • 500~700万未満…5.3%
  • 700~1000万未満…5.6%
  • 1000~1500万未満…5.3%
  • 1500~2000万未満…3.0%
  • 2000~3000万未満…4.3%
  • 3000万以上…7.6%
  • 無回答…3.0%

独身50代で1000万円以上を保有している人は全体の約2割となっており、自力で1000万円以上の資金を準備する大変さがよくわかる結果となっています。

また、貯金ゼロである金融資産非保有の単身世帯は約4割となっており、こちらも中央値と同様に驚きの結果となっています。

これから老後を迎える独身50代の貯蓄事情は、非常に厳しい状況であると言わざるをえません。